ピロートーク

やがて性愛

考え事

われは珈琲でかた眼失くした

最近ちょっと、やばいんじゃないのと言われたときわたしはコーヒーに三杯目のミルクを入れているところだった。 えっ なにが と聞くと、いやほら、そういうところ、と手に持っているコーヒーフレッシュを指さされた。実はお砂糖もペットシュガー一本分入れて…

誰かを愛した季節が終わる

先月、親と伊勢旅行をした際にお土産物屋でお土産用ストラップを買ったら、レシートには携帯ストラップ、と記されていた。携帯ストラップ、なんだか懐かしい響きに感じた。 スマホを持ち始めてから数年が過ぎて、いつのまにか“携帯電話”を持っていた時間を超…

好意という香り燻りし

飲み会の帰りにふとスマホを確認すると、あの人もすぐ近くで飲み会中だということを知った。お互いに終わる時間帯が重なったので、駅で待ち合わせて少し話す。 「タバコ吸う人が、同席してたでしょう」と聞くと「自分以外は全員喫煙者だった」と言われた。 …

はじめからあとがきを読むような恋

「それでも女っていうのはバンドマンに抱かれる生き物なんスよ」という一文を読んで衝撃を受けた。 バンドマンに!?抱かれる!!!???? かつてはサブカルとくくられていたわたしだけれど、バンドマンに深く深く思いを寄せることはなかった。追っかけを…

白い手紙がとどいて

花が届いた。 最近の小さな体調不良や心のとげとげが、花を見ているだけでまあるくおさまっていくような気持ちになる。前回届いたときも、今みたいにちょっと不調が続いていたときだったなあと思いながら、花びらをいらってみる。 いいタイミングだなあ、と…

硝子の弾丸を撃つ

生まれて22年、平均身長平均体重中肉中背。健やかにのびのびと育ったわたしはあらゆるものを憎んでいた。 理不尽な犯罪、動物をいじめること、すぐに充電が切れる携帯電話、平気な顔してドタキャンしてくる知人。電車で空いた席を割り込んで座ったカップル。…

君のまつすぐな愛

離任式にI先生が来るとは思わなかった。女子高生たちはきゃあきゃあ驚きと喜びが混じった声でざわめいていると、檀上に立ったI先生はあいかわらずのぼそぼそした声で話し始めた。「もう一度会いたい、と思えるような女性になりなさい」 「そう思ったから僕も…

「さみしさに嘘はつけない」

「あっちゃんは寂しがり屋だから」と言われてたじろいだ。「えっ」さみしがりや。わたしはさみしがりや、だったのか。 ハードボイルドにクールにキめたいと思っている身としてはだいぶショッキングな言葉だった。一人で映画も散歩も買い物もできるし、一日中…

いまさら純潔など

果物の持つ魅力は甘さとかの味覚云々よりもみずみずしさだと何より思う。 果物のことは詳しくないのだけれど産地によって糖度とか皮の硬さとか、そういう違いってあるのかしらんって考えているうちに、いつも食後のデザートの皿は空になっている。 物足りな…

花にある水のあかるさ

はじめてはいつも緊張して楽しくて悲しい、 ことが多い気がする。あくまでも気に過ぎないのだけれど。 こんばんは、お久しぶりに書かせてもらいます。 2014年ももう終わり、わたしは来年には社会人になります。自分のありとあらゆる初体験をみずみずしい感性…

女らは薔薇の香をかいでいる

高校2年生のある時期、わたしのグループは家庭科室掃除を担当していた。(グループといっても、名前の順で同じあたりの人たち御一行だけれど) 掃除中は、家庭科の若い女の先生と、わたしのクラスの副担任の若い男の先生が見張っていたけれど、女子校らしく朗…

わたしを忘れてしまつていいから

BUMP OF CHICKEN、あまり詳しくないんだけれど、この前『花の名』って曲聞いて驚いた。 ♪簡単な事なのにどうして言えないんだろう言えない事なのにどうして伝わるんだろう 一緒に見た空を忘れても一緒にいたことを忘れない あなたが花なら沢山のそれらと変わ…

君という素直な幹を愛しつつ

初恋は近所の幼なじみの男の子で、小学生高学年のときだった。その男の子の母親とわたしの母親は仲が良く、今でも時々ランチしたりしている。母がランチから帰って来ては、その男の子の現在の話を聞いて、想像するのがとても楽しい。 もちろん、彼は今はただ…

午後の光のただ中にゐる

お盆の時期は実家にも帰らず、介護の実習として、特別養護老人ホームにせっせと通ってた。 実習の内容は、利用者のおじいちゃんおばあちゃんとおしゃべりをしたり、車椅子を押したり、一緒にお歌をうたったり、雑用(掃除洗濯等)をしたんだけれど実習の五日間…

赫き赫きマニキュアをぬる

身の程を知っているから、顔とかスタイルとかそういうのは、アイドルや女優さんみたいにきれいになれないって分かってる。 でも、しぐさやふとした表情や言葉づかい、服装や持ち物といったところでなら努力次第ではかわいくなれるなあと気づき、そこそこ気に…

われらかつて魚なりし頃

バイト先にいる魚にえさをやるとパクパク食いつく。その姿を見て驚いたことは、水面の辺りまで上がってえさを食べるのではなく、降ってくるえさに狙いを定めて食べることだった。たくさんの量を食べたいのなら、水槽の上へあがって捕らえるのが良かろう。そ…

かささぎの橋の架くる夜もすがら

幼稚園児の頃、七夕の笹飾りにシンデレラになりたいと書いた。白雪姫にするか迷ったけれど、白雪姫は一度死んでしまうのが怖くてやめた。死んじゃうくらいなら、ちょっと継母たちにいじめられてもお姫さまになれる方が良かった。 小学生の頃、なりたいものは…

焼き亡ぼさむ天の火もがも

万葉集にある狭野茅上娘子の有名な相聞歌 君が行く道のながてを繰り畳ね焼き亡ぼさむ天(あめ)の火もがも訳:あなたがこれからいらっしゃる道の、長い道のりを手繰り寄せてたたんで、焼きつくしてしまう天の火がほしい 簡単に言うとこれは、恋人が罪を得て越…

透明の明日へつづける路ありて

チャットモンチーのギター&ボーカルの橋本さんが結婚してたことと妊娠してることを発表。わたしは、あーってなった。 昔付き合っていた男の子が、チャットモンチーも橋本さんのことも好きで随分熱をあげていた。わたしもチャットモンチーのファンだったし、…

僕は君を<冬>と名付けた

バイト先の喫茶店の常連さんに、外国人のとてもかっこいい男の人(日本語ペラペラ)が来ている。他の店員のおねえさんやお兄さんみんなこっそりと、「あの人すごくかっこいいよね」と話しているけれど、外国人に興味がないわたしとしては「あぁまあはい、そう…

犬は入りゆく人類博物館

頬づえは顔の形をゆがませる…とは雑誌かテレビかなんかで知っていたからしないようにしていた。だけれど、寝るときに横になって顔を布団につけるような形で眠るのもどうやら良くないらしい、ということを最近はじめて知った。 わたしはニコッと口を開けて笑…

おろかなるこひびとどもを憐れみて

「昔付き合ってた女の子がめんどうくさい子でさあ、夜中の2時とかに会いに来てって言うんだよ、それで行く俺も俺だけれど」 「盲目的だったんですねえ」 「あっちゃんはそういうこと言うタイプ?」 「いやあ、わたしは夜なんだから寝なさい、って感じですね…

永久ならぬもののみ愛す

お久しぶりです。全然更新できてない自分がみっともなくてぴーひゃらぴー(`ェ´)です… 最近自分が今まで書きためていた単価をまとめてみたのですがそのなかでなんともまあ首筋をうたった歌の多いこと!どうやらわたしは首筋が好きみたいです。 でも自分でなぜ…

ネクタイの結び目につと手をふれて

大学の文化祭はサークルで模擬店することになった。 コスプレ・非日常な服装でやることが義務と言われ、なにを 着ようか悩み、友達に相談する。 「あっちゃんならTシャツにジーンズで非日常だよね」 おっしゃるとおりでござーい。 真のラフスタイルについて…

誰もさわれない二人だけの国

春に異文化コミュニケーションという授業で、アイヌ民族について学んだ。 アイヌ語かアイヌ語じゃないのかは忘れてしまったが、十数年前の調査によると、ある言語を喋られる人は二人しか居ないと、先生が話をした。その二人というのも、その当時で既におじい…

男ってこぼれたジャムのようだけど

男の子は、いつ男になるのでしょう。 いや、性的な意味ではなくて、ね(笑) なんていうか、自らの異性の匂いに気づくっていうのかな。女の子を女の子扱いする、みたいな。 大学で知り合った仲良しの男子の話になってしまうのですが、その男子は、野球をずっ…

永遠という戯言におぼれて

わたしはMr.Childrenについては詳しくなくて、有名どころの曲なら口ずさめる程度なのですが最近いい曲だなあとおもったのは、「車の中でかくれてキスをしよう」。たぶん、初期の曲かしらん。 ☆もう二人は子供じゃない だけどいたずらに ただ傷ついてくだけ抱…

役割だけじゃ満たされぬまま冬の中手を繋いだ

ある程度女の子慣れしているおとこのこと、どこか出かけると(二人ででも集団ででも)本人のモットーかマナーとしてか優しさからかなにか知らないのですが、レディファーストとして扉を開けたままにして先にお店に入れてくれたり、ふかふかのソファー側に座ら…