ピロートーク

やがて性愛

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

わたしはあなたを見る事が出来ない

ここ数年で視力が一気に下がり、メガネを使うようになった。 といっても、わたしの言う「視力悪い」は、幼少からのメガネユーザーの友人によると「まだ甘い」らしく、わたしのメガネをかけては「自分にはこの程度の度では何も見えない」と言われる。視力が悪…

われら鬱憂の時代を生きて

オッサンとは大河ドラマが好きだ。 わたしの父を見ていると、つくづくとそう思う。人はオッサンになると(もとい齢を重ねると)、時代という自分の手ではどうしようもできないような大きな枠に惹かれるのだろうか。それとも、今生きている現在から遠いものに…

君は穢れてなんかいません

世界で一番好きで人生観を変えた詩の話。 「あたしが娼婦になったら」 あたしが娼婦になったらいちばん最初のおきゃくはゆきぐにのたろうだ。あたしが娼婦になったらあたしがいままで買い求めた本をみんな古本屋に売り払って、世界中で一番香りのよい石鹸を…

これはせつなさ

「ネコと犬ならどっちが好き?」肉と魚、夏と冬、洋食と和食、きのことたけのこ…そんな二択チョイスを延々と続けていた。 ドライブデートの帰り道、運転席のその人を退屈させないためにわたしは思いついたことをしゃべっている。こんな風に過ごせる一日は久…

あたしの冬には出口がない

好きで好きで大好きで。 バレンタインデーがあって本当に良かった。バースデー(※わたしは10月生まれ)、ハロウィン、クリスマス、お正月……と、あらゆるイベントにこぎつけては会いたがったり寂しがったり、それをなんとか繋ぎあわせてここまでやってきたよ…

愛に友だちはいない

愛と勇気だけが友達さ、とアンパンマンかく語りき。 知恵がついた小学生とかはあの歌詞に対して「愛と勇気だけが友達とかwwww」「バタコさんやジャムおじさんは友達じゃないんだwwww」みたいに笑うけれど、わたしはそのように笑う彼らを、大きな講堂にに召集…