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ピロートーク

やがて性愛

永久ならぬもののみ愛す

愛だの恋だの 考え事 読書や文学

お久しぶりです。
全然更新できてない自分がみっともなくてぴーひゃらぴー(`ェ´)です…


最近自分が今まで書きためていた単価をまとめてみたのですが
そのなかでなんともまあ首筋をうたった歌の多いこと!
どうやらわたしは首筋が好きみたいです。

でも自分でなぜか分かるんですよね

みんな大人になっていくうちに少しずつ体が変わっていくじゃないですか。毛深くなったり、ゴツくなったりして。
足も腕も顔も、毛深くなるじゃない。男の子は特に、ね。

わたしはレズビアンとかバイセクシュアル的な人ではないからかもなんだけれどね。女の子は大人になるうちにお化粧を覚えて、変わるとかあるけれど男の子はヒゲぐらいしか変わらないイメージがあるの。
でも、ヒゲって首以外の全身にはえちゃうじゃない(´・ω・`)

だからかな。
子ども時代だったときとほとんど変わらなかったであろう首筋を見ると、ときめく。安心する。なつかしく思う。愛しく感じる。


わたしに出会う前からこの人のここはこうあって、ずっとあり続けるのだろう。その横にわたしがいてもいなくても。

 


わたしの一番好きな小説、川上弘美の『ニシノユキヒコの恋と冒険』の中にあった言葉を思い出す。



それまで女の子をほんとうに好きになったことのなかった、ユキヒコ。
こわがりやのユキヒコ。
そう、ユキヒコはこわがりなのだ。

あんなに優雅に女を扱うのに。
あんなに凶暴になれるのに。
それでもいつも、ユキヒコはこわいのだ。

何が?

たとえばそれは永遠という言葉にまつわることごと、なのかもしれない。
ひとのあたたかな息づかいの中にある、かすかな匂いをはなつもの、なのかもしれない。
空や流れる水や地面がもたらしてくれるしっとりとしたかぐわしいもの、なのかもしれない。

ユキヒコは、そういうものがこわくて、そういうものにつながっている女の子たちがこわくて、決して女の子たちを好きにはならなかったのだ。


変わっていくゆえに永遠とかそういう言葉を夢見る女の子と違って、男の子たちは意識的に変わろうとしてしまうから、だから変わらないままの首筋がすきで切ない。

これから男の子を見るときは意図して首筋を見てみてください。太さはあるけれどなんとまあかわいらしいあどけない、愛しくなるかたちをしています。
フェロモン?そういう言葉はわからない。
たぶんフェチとかそういうわけでもないんだろうけれどね。

 

永久ならぬもののみ愛す天に泛く昼月あるいは秋の風の香/大谷和子