読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ピロートーク

やがて性愛

例えばスーパーボールのような

わたしの友だち 日常

地元の友達と喋っていて、近況報告は済んでるしお互いのことなんて知り尽くしているので他人の話になる。


誰々が警察官になったとか、大手商社の営業に転職したとか、海外で暮らしてるらしいとか、結局大学院で博士課程とってるとか
あの子が結婚したとか、まだ彼氏ができないとか、Facebookで彼女との写真ばかりアップしてるとか
そんな感じの地元トーク。


「こういうさあ話って面白いしこの町で暮らす中で役に立つけど、もっと役に立たない情報を話し合おうよ。誰がどこに就職したとかは、その気になればそのうち知ることできるけれど、自分しか知らない話、皆さん無いの?」
と、わたしが無茶なこと言うと
仲良しの友人Aが
「あつこの求める話にそえられるか分からないけれど」という前置きで話し始めた。

「Bいるじゃん。私、中高一緒だったから結構連絡取り合ってて二人で飲んだこともあるんだけれど、Bは男がニューバランスの靴履いてるのは許せないらしいよ」

「そうそう そういう話だよ!!!」とわたしはAに握手を求めた。

そういう話なら、と友人Cが
「Bは大学生のとき〇〇駅の東口のスポーツショップでバイトしてて、D君がよくお客として来てたらしいよ」と教えてくれた。

君たちさすがわたしの親友だ分かってくれてありがとう俺たちずっと友達でいような、とわたしは友人達を褒め称えた。

役に立つ情報やためになることばかり摂取してたら、どんどんつまらなくなりそうで怖い、という話でした。
わたしは昔、Bのことが嫌いだったけれど、今回の一件でかなり見直した。だから余計な雑談は大切です。終わり。

 

<楽しくて役に立たないものがいい例えばスーパーボールのような>山本左足