ピロートーク

やがて性愛

真田丸 めっちゃ好き

真田丸』(2016年の大河ドラマ堺雅人主演)が本当に好きだった。今でも狂おしい程好きだし、分かる人には分かるだろうけど、毎週Twitterでその名残を呟いている。

真田丸、本当に面白かった。
世間からもなかなか評判が良かったらしく、わたしも嬉しい。初めてきちんと視聴した大河ドラマがあれで良かったと心から誇りに思う。
今年は『西郷どん』を面白がって視聴している。もう8月も半ばなので、ストーリーは折り返し地点を越えているようだ。クライマックスは西南戦争だろうから、あとはそこまで走りきるだけだろう。

といっても、わたしは2017年の『おんな城主 直虎』を見ていない。真田丸の最終回後、わたしは酷いロス状態に陥り『あれ以上に好きになれる面白いドラマなぞない』と次回作(直虎)を見ることを放棄したのだ。あの選択は間違っていた…。おかげで、いまだにロスは抜けきれない。早めに手を打っていれば(直虎を見ていれば)こんなふうにはならなかっただろう。直虎、面白かったらしい。本当に見ておけばよかった…超後悔している…。

未だに真田丸のオープニングテーマを歌いながら家事をしたり、寺島進に頬を赤らめたり、内野聖陽を憎んだりしていて、テレビ視聴や日常生活に支障をきたしている。
内野聖陽をなぜ憎んでいるかというと、彼は徳川家康役だったので、堺雅人らの秀吉チームを倒したからだ。内野聖陽は何も悪くないことは本当はわかっている。あれはドラマだし、歴史だ。せめて憎むなら徳川家康だろう。それでもわたしは、現実とお話と歴史を混同して、一番無関係な内野聖陽を憎んでる。内野さんごめん。あなたの演技は最高だった。そのうち、あなたがカッコいい素敵な役で出ている映画かドラマを見て好きになるから、それまでは憎ませてほしい。

2016年当時、わたしは兄に真田丸の良さを本気で語っていた。死ぬほど面白い、毎週 登場人物たちと共に泣き笑い時代を生きることができる素晴らしさを最上の喜びと説明した。すると兄に「そんなに面白いもんかね」「おれは大河は見たことないな」と言われた。そして「いや」と何かを思い出したように話し出した。
「そういえば子供の頃に一話だけ見た。石川五右衛門が釜茹でされるやつ。あれはなんか印象に残ってる」とのこと。
石川五右衛門が釜茹でされる場面がある大河ドラマはそりゃいくつかありそうだけれど、わたしには分からない。ていうか、そんなシーンを幼少の頃に見て、その後の人生や価値観大丈夫だっただろうか。悪影響が及んでいないことを(兄に対して)祈るばかりだ。

子どもの頃の体験や印象とは強く残りがちだ。わたしがもし今子供で、子ども時代に真田丸にはまっていたとしたら、今以上に内野聖陽を憎む気持ちがDNAに染みついてしまっていただろう。その点では、大人になってからはまって良かったと思う。内野さんとしてもわたしとしても、一番被害が少なく済んだのだろう。そういうことにしたいし、その点に関しては内野さんはわたしに感謝してほしいぐらいだ。