ピロートーク

やがて性愛

2016年 下半期読書記録

身の回りのことでバタバタしていて寒中見舞いもまだ書けていない。だから2016年下半期読書記録。

 

基本的に、小説を一番よく読むのですが、2016年下半期はなんだか人の心を追い、一喜一憂したりそこから文章や内容の美しさなんかを感じることがしんどくなってしまったので、避けていた。「人の心とかもうマジ訳わかんない」と本気で言っていたし先週もそんなこと喋ったわ。

 

良かったものは3つ。

 

①タヌキ学入門/高槻成規
タヌキの生態やイメージについて簡単な言葉で分かりやすくかわいいイラスト付きで説明されていて本当に面白かった。
2011年の東日本大地震の後の東北で、人が避難とかして去った地域に、植物やタヌキ達が人より先に帰ってきて暮らしている、という章段があって、そこはじーんと来た。
タヌキめっちゃかわいいたぬ。

 

②フェルマーの定理/サイモン・シン
数学ルポタージュ。
フェルマーの定理がいかに数学史における難問で、解かれるまでどれ程の歴史があったか書かれている。
ルポって初めて読んだけど面白いなと思えてラッキー、得した。
数学は結構好きだったので(得意かどうかは別)また勉強したくなった。

 

③なぜ花は匂うか/牧野富太郎
植物学者牧野富太郎のエッセイ。話ごとに何歳の時に書いた文章かが書かれていてヒャーーーとなった。お、お、おじいちゃんやんか、と。
「私は植物の愛人」ってはっきり断言してるわ、すげーヒョンなノリで新種の藻をみつけるわで面白かった。好きなものに没頭してる人の話は、兎にも角にも面白いです。

 

とりあえず以上です。
家の近所に図書館があることが判明したので2017年はもう少し気軽な読書を楽しみたいと思います。