ピロートーク

やがて性愛

読書や文学

2017年下半期 読書記録

2017年下半期は、ほとんど資格の勉強に費やしたりしてたので読書はなかなかできませんでした。本棚の本を取り出して、久しぶりに読んだり、勉強の本を読んだりばかりでした。 てなわけで、初めて読んだ本で、よかったものは一冊だけ。 ○昔々の上野動物園、絵…

2017年上半期読書記録

今シーズンは近くの図書館に通い読書に励もうと思ってましたが、映画を見る機会の方が多かったかもしれません。なので予定よりもあまり量は読めませんでした。てなわけで良かった作品の記録です。上半期代表は3作。 ①うらなり/小林信彦夏目漱石「坊っちゃん…

2016年 下半期読書記録

身の回りのことでバタバタしていて寒中見舞いもまだ書けていない。だから2016年下半期読書記録。 基本的に、小説を一番よく読むのですが、2016年下半期はなんだか人の心を追い、一喜一憂したりそこから文章や内容の美しさなんかを感じることがしんどくなって…

書架でわたしは迷わない

横溝正史の金田一耕助シリーズが大好きなんです。 高校生の頃にはまったのですが、地元の本屋さんやブックオフではメジャーどころしか売られていなくて。「犬神家の一族」「八つ墓村」「獄門島」「本陣殺人事件」「悪魔が来りて笛を吹く」「悪魔の手毬唄」ど…

夢の産む言葉が道に

「ピアノは鍵盤楽器か?それとも打楽器か?」と誰かと議論する夢を昨晩見た。 「ピアノは打楽器だろう。鍵盤を打つことによってピアノ本体の中にある音が出る器官から音が出るんだ。これは打楽器だろう。」「いや、鍵盤楽器だろう。確かに仕組みとしては「打…

2016年上半期読書記録

タイトルどおり。余興です。 7月も半ばになりますので、読書記録ノートを読み返しました。これはGood!!!!正解じゃ!!!!という本について少し話します。特に良かった4冊のみ。 『火花』又吉直樹 言わずと知れたベストセラー。批判した方がかっこいいんだろ…

いさめますか道ときますかさとしますか

駅前のマツキヨが閉店し予想以上の打撃を我々はくらった。母は「猫缶をこれからどこで買えばいいのか」と友人らは「ヘアースプレーが」「化粧品の試供品が」「日焼け止めクリームが」とそれぞれの生活必需品を買う場所を失ったようでおろおろしていた。 マツ…

形なきものを分け合ひ

詳細はよく知らないんだけれど、熊本の震災で被災者女性の生理ナプキンが足りないという声に対して男性の偉い人がナプキンは贅沢品!みたいにトンデモなこと言ったらしく大炎上している。らしい。合ってるよね? もしこの一件にコメントを求められたら、わた…

君こそもつと知りたきひとり

「いま言ったじゃない。セクシーって。どういう意味?」 「知らない人を好きになること」 クレストブックスから出ているジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』という短編集では「停電の夜に」という表題作が素晴らしいんだけれど、「セクシー」という話がやけにひ…

君は穢れてなんかいません

世界で一番好きで人生観を変えた詩の話。 「あたしが娼婦になったら」 あたしが娼婦になったらいちばん最初のおきゃくはゆきぐにのたろうだ。あたしが娼婦になったらあたしがいままで買い求めた本をみんな古本屋に売り払って、世界中で一番香りのよい石鹸を…

耳といふ薄き冷たき肉にまで

ピアスを空けて1年がたつ。 空けたての耳を「ほら」と見せると「おお」と言われた。耳たぶにはわたしの誕生石のローズクォーツがぽつんとはめこまれている。「きれいだ」「でしょ」「どうだった?痛かった?」「痛いも何もないわよ」 麻酔したもん、とわたし…

花にある水のあかるさ

はじめてはいつも緊張して楽しくて悲しい、 ことが多い気がする。あくまでも気に過ぎないのだけれど。 こんばんは、お久しぶりに書かせてもらいます。 2014年ももう終わり、わたしは来年には社会人になります。自分のありとあらゆる初体験をみずみずしい感性…

観覧車回れよ回れ

「恋の最大の喜びはねえ…相手の手を、こう、握ることにあるんだよ」 これを言ったのは、以前の日記にもちょろりと書いた、高校生の頃の現代文の先生。女子校のクラスはこの一言を食い入るように聞いていた。誰も茶化すことなどなかった。もちろん、わたしも…

二十の夏をうつくしと見ぬ

髪は長い方が好きだし、自分としては似合うと思ってる。髪色は茶色も黒も好きだけれど、黒から染めたことない。 パーマをかけたふわふわヘアーは好きだ。やわらかくて女らしくてかわいい。前に何度かかけたことあるけれど、すぐにとれちゃった。またかけたい…

泡つぶやく声こそかなし

小学生のとき国語の授業で宮澤賢治の『やまなし』をやった。そして、やまなしに出てくる"くらむぼん"とは何か?を授業で話し合った。 魚、あわ、人、めいめいの考えが出た中で先生が思い出話をしてくれた。 先生が昔みていたクラスに優秀な男の子がいた。そ…

焼き亡ぼさむ天の火もがも

万葉集にある狭野茅上娘子の有名な相聞歌 君が行く道のながてを繰り畳ね焼き亡ぼさむ天(あめ)の火もがも訳:あなたがこれからいらっしゃる道の、長い道のりを手繰り寄せてたたんで、焼きつくしてしまう天の火がほしい 簡単に言うとこれは、恋人が罪を得て越…

そんな男の夢を見ている

猫好きの人と、猫の話で盛り上がった。「わたし猫のふぐり好きなんですよねえ」「うちでは“にゃん玉”って呼んでるですよ」「うちの猫のとか触っちゃうんです」そんなことを言っても笑ってくれてとても素敵な人だなあと思った。その日は楽しくおしゃべりをし…

永久ならぬもののみ愛す

お久しぶりです。全然更新できてない自分がみっともなくてぴーひゃらぴー(`ェ´)です… 最近自分が今まで書きためていた単価をまとめてみたのですがそのなかでなんともまあ首筋をうたった歌の多いこと!どうやらわたしは首筋が好きみたいです。 でも自分でなぜ…