ピロートーク

やがて性愛

でも あれはつばさだったよ

人工衛星だかが打ち上げられた朝、都内の地下鉄は止まっちゃったりして大騒ぎだったようだ。わたしは影響を受けずに済んだけれど、日本に向けてミサイル(あるいは人工衛星)が放たれて、それが首都圏の交通網に打撃を与えるなんて、規模がでっかい話でわた…

饒舌をときにたしかな証とも

昼過ぎからのデートだったから早起きする必要がなかった。のんびりと起きて、作り置きしていたカレーをブランチとして食べて、食後にはコーヒーを飲んだ。わたしはカレーもコーヒーも大好きで、三食どころか四日間ぐらいこの組み合わせでも構わないぐらいだ…

君までのきょりわるじかん

わたしが今まで付き合ったりした人たちがそういう人達だったのか、それとも男とはそういうものなのか。比較対象が少ないからいまだに分からず、ただただ「ああそういうものなんだろうなあ」とだけ認識してること。彼らはなぜ恋人の家に自力のみで行こうとす…

それそれならばまんまとかかって

君の名は。について今さら考えている。 入れ替わりとかの謎現象や「君」じゃなければならない理由が明らかになっていないところが面白かった。 入れ替わりについては「若い頃によくある現象」と言われただけだったし。従来の漫画とかだったら瀧君と三葉は前…

燃ゆる夜は二度と来ぬゆえ

鍵を失くしたという連絡が入ったから、部屋の掃除がてら探してみるとベッドサイドにぽつんと落ちていた。ははあ、あの時に落としたんだな、と目星をつけ「あったよ」と伝えた。 「マーベル・コミック的なヒーローの飾りがついているやつでしょう」「そうそう…

恋と呼ぶなら恋かもしれない

「ワンニャンの暮らしが第一党」という政党を作って、党首を犬山猫男氏にして、それの議員秘書になったところからわたしも都知事選に出たい。だからそれまで小池百合子さんには頑張っていて欲しい。もし小池さんがなんらかの不祥事やらで都知事を辞めること…

ひとつひとつを祈りのように

先日人にお金を貸した。 これまでも千円や二千円ぐらいならサッと貸したり、友達との旅行代を一時的に立て替えるぐらいならしていたけれど、今回はなかなかの大金だ。そのお金の受け渡しに、わたしは新宿駅近くの半地下の喫茶店を指定した。 喫茶店に先に着…

雪の晴れ間を今流れゆく

祖父が急逝した。 一足先に向かった父以外の家族は、実家のある大阪へ各々現地集合した。 通夜、告別式は2日かけてスムーズに執り行われた。 初めて顔を合わせる親戚も数人居て、知らないおじいさんが、祖父との思い出話を勝手に語っていた。寛永年間の頃の…

約束の果たされぬ故につながれる

おまえの言うことはあてにならんと親戚中から注意を受けた。知らない知ったしこっちゃ無い。そもそも、わたしは“あてになる奴”なんかになるのはまっぴら御免なのだから、親戚の皆さまには申し訳無いのだけれど、この手の注意叱責はちっとも効果が無い。でも…

哀願と呪詛をいだきて

体育教師の「二人一組になれ」コールが怖かったという話を見ると、ああみんなそうだったんだと少しホッとする。わたしは今でもそれらの類のものが怖くてしかたない。 ビルのエレベーターの中で、わたしは4人の人と乗り合わせる。内訳、男性二人と女性二人。…

2016年 下半期読書記録

身の回りのことでバタバタしていて寒中見舞いもまだ書けていない。だから2016年下半期読書記録。 基本的に、小説を一番よく読むのですが、2016年下半期はなんだか人の心を追い、一喜一憂したりそこから文章や内容の美しさなんかを感じることがしんどくなって…

もう誰を好きになってもかまわない

てんびん座だからね。人間関係においてフェアーであることをわたしは望み、自分にも他人にも厳しく強いるので、友人知人、恋愛相手の皆々様には大変なご面倒をおかけしているだろう。 フェアーでありたいから、出来る限り嘘をつかないし約束を守る。互いに対…

ひとり獣の死ぬるより

わたし、誰とも結婚しないで子どもも居なくて身寄りも無くなったら、郊外の田舎の町に住みたい。それで、狭くていいから庭のあるおうちに住むの。それで、猫か犬をたくさん飼うの。放し飼いだし、去勢やワクチンとか、一切しない無責任な飼い方。トイレトレ…

やっぱり好きと思ふなり

あっもうダメですね私たちお別れですね、と自分(とあなた) の関係に限界を感じ、少しセンチメンタルになりつつも、これからどうしようかなと考えた。そうだクリスマスプレゼント代が浮くから、その分で自分用にブランド物の良いコートでも買おう。でもそし…

はじまりとおわりは

甘いものが好きだけれど、パンケーキに多くを求めてはいない。バターとメイプルシロップか蜂蜜があれば十分最高。でも、おしゃれなカフェとかにあるパンケーキ達はいつも色々と乗っかっていて豊かで贅沢な気持にはなるけれど食べにくい。食べるのがとろいか…

例えばスーパーボールのような

地元の友達と喋っていて、近況報告は済んでるしお互いのことなんて知り尽くしているので他人の話になる。 誰々が警察官になったとか、大手商社の営業に転職したとか、海外で暮らしてるらしいとか、結局大学院で博士課程とってるとかあの子が結婚したとか、ま…

楽しくて役に立たないものがいい

今年からカープファンになった。そのことを兄に伝えたら「今年からってのがダサいよな」と言われてぐうの音も出ない。兄はベイスターズファンなので「調子はどうっすか」と聞くと「まあ昨年よりはね」と言っていた。 ダサくても好きになっちゃったのはもうし…

君の都合で決まる本当

フェチという言葉をよく見聞きするがどうも苦手だ。自分が何に興奮するかを語るのは抵抗があるし、語られると、その人と部位によっては、謎のセックス感にあてられてしまいぐったりと来る。 「あなたが好きだ。」「だからあなたの体の部位の一つ一つも愛しく…

書架でわたしは迷わない

横溝正史の金田一耕助シリーズが大好きなんです。 高校生の頃にはまったのですが、地元の本屋さんやブックオフではメジャーどころしか売られていなくて。「犬神家の一族」「八つ墓村」「獄門島」「本陣殺人事件」「悪魔が来りて笛を吹く」「悪魔の手毬唄」ど…

にんげんの世なのでこんなに

「お化けより本当に怖いのは人間」みたいな発言をよく聞くけれど、わたしとしてはお化けの方がマジで怖い。だって、人間相手ならたとえば地の果てまで逃げたり警察に相談したり監獄行覚悟で相手を殺すとかの対策が練られるけれど、お化けはそうはいかない。…

やくざ死す

会社で一人残業している時に、別の部署のカッコいい先輩が来る。「頑張ってるね、大変?」と、自販機で買った飲み物を差し入れしながら聞いてくれたら、何て答えるのが正解か? 具体的でありきたりなシチュエーションを例に出して、なんかモテる友人に聞いて…

夢の産む言葉が道に

「ピアノは鍵盤楽器か?それとも打楽器か?」と誰かと議論する夢を昨晩見た。 「ピアノは打楽器だろう。鍵盤を打つことによってピアノ本体の中にある音が出る器官から音が出るんだ。これは打楽器だろう。」「いや、鍵盤楽器だろう。確かに仕組みとしては「打…

季節外れの夏の香水

夏は週末ごとにどこからか火薬の匂いがするのがいい。どこかで燃えているものを感じると、夏という字に奥行きが出る。もし字に意味だけでなく奥行きを与えて3Dにすることが出来るなら、『夏』は匂いだね。他のどの季節よりも嗅覚を刺激する。 ドーン、という…

稚なきわれの論理さへ

父親が出張から帰ってきたと思えば機嫌が悪いらしい。仕事から帰ってきたわたしに母はそう耳打ちした。 「話しかけても無視するし、むすっとしているから空気が悪くなるし、そのくせリビングにずっといるのよ、嫌になっちゃう」とぶつくさ言う母に「母さんや…

死にたる者を許しはしない

愛する人がゾンビになったらどうするか?噛まれて一緒にゾンビとして生きるかそれと撃ち殺すか、で散々もめた。 「本当に愛しているなら噛まれるべきだろう」「いや、でも愛する人をそのままゾンビにしておくのは真実の愛では無いのでは…」と、散々もめた。…

羽海野チカの漫画。 その2

羽海野漫画でもう一カ所気になること。、誰もかれも「父親」が居ない。学術的に論じようとするなら「父性の喪失」とでも言うんでしょうか。ハチクロだと、はぐちゃん、森田さん、竹本くん。ライオンだと桐山零や川本家3姉妹(一度死んでしまい、復活ののちに…

羽海野チカの漫画。

今さらだけど、羽海野チカの漫画が好き。読んでいると、いちいち心を動かされて忙しい。批評や皮肉を言う暇もないほどに好きだし、多分これからもずっと読み続けると思う。 「ハチミツとクローバー」「3月のライオン」のどちらも、天才を書いた漫画。はぐち…

性愛のつづきをしよう

雑誌のイマドキ女子の生活白書なる記事より。彼氏の有無、平均給与額、平均貯蓄額、結婚したい年齢の平均値、といった中に、ピンク色の飾り文字で、体験人数、初体験時の年齢、イったことの有無、頻度、好きなプレイが書かれている。あらゆる平均値がそこに…

どうしてもつかめなかつた

テレビの健康番組で顎関節症をゲストの医者がパネルを使ってタレント達に紹介しているのを見て、中学時代の友人Tを思い出した。Tは、なんか変な子だったなあと思う。ふつうに可愛くて勉強もできる子だった。一時は凄く仲良くしていたけれど、なんか変なこと…

俺のように生きてみせろと

美味しい美味しいとムシャパク食べていたら「作り甲斐がないなあ」と言われた。気持ちは分かるが何だその言いぐさは。わたしに彦摩呂になれとでも?出された食事には2センテンス以上のコメントしないと死後神の裁きにあうとでも?と、可愛げゼロな悪態をつく…

なまぐさく口あけている夜の路地

サブちゃんの話。 大学生のとき授業が終わり、まだ日が落ちないうちに家に帰ったら家に居た母親に驚かれた。 「あら、早いわね!寄り道しなかったんだ!」と、普段バイトだデートだと寄り道しては夜遅くに帰ってくるわたしへの嫌味かしら。「まあね」と言う…

2016年上半期読書記録

タイトルどおり。余興です。 7月も半ばになりますので、読書記録ノートを読み返しました。これはGood!!!!正解じゃ!!!!という本について少し話します。特に良かった4冊のみ。 『火花』又吉直樹 言わずと知れたベストセラー。批判した方がかっこいいんだろ…

はははと笑ふこれがわたくし

暗殺教室、ラストまで読んだ? わたし、少年漫画を読めない脳の持ち主なんだけれど、あれは読めたのよね。映画やアニメは見てないジャンプも読んでないコミックス派でした。 それで、7月4日に最終巻が出たからわたし当然買ったんです。同時発売で卒業アルバ…

さわっちゃいけない

職場の近くに、某大学の附属男子校があるため帰る際に電車で時々居合わせてしまう。よく見る3人組がいる。多分中学の1~2年生ぐらい。詰襟に坊主頭、エナメルバッグを肩に掛けて仲良さげにスマホゲームに興じたり、じゃれ合っている。 中学や高校を卒業して…

もう一つの人生なんてどこにもない

朝や夕方の情報番組を見るのが結構好きだ。司会者や常任コメンテーターの批評や切り口や安定の流れなんかも見ていて面白いけれど、一番好きなのは各ニュースごとに呼ばれる「その道の専門家」たちの意見や振る舞い方。 「日中間の政治情勢に詳しい○○大学△△学…

「サヨナラスルタメニデアツタワケヂヤナイ」

また思い出話をしようと思う。数年前、上野駅で小さな花束を買った。 ・なぜ買ったのか:知り合いの演劇を見に行く手土産として ・どんな花だったか:忘れた。上野駅構内のアオヤマフラワーマーケットのミニブーケ。確か黄色ベース。店員さんにラッピングを…

月面に脚が降り立つそのときも

数年前、今晩はスーパームーンという予報が出た日の朝、電車に揺られていると隣に立っているおじさんが携帯に対して真摯に向き合っていることに気が付いた。ついでに、電車が揺れたはずみでメールを打っていた画面が目に入った。「今晩はスーパームーンだっ…

いさめますか道ときますかさとしますか

駅前のマツキヨが閉店し予想以上の打撃を我々はくらった。母は「猫缶をこれからどこで買えばいいのか」と友人らは「ヘアースプレーが」「化粧品の試供品が」「日焼け止めクリームが」とそれぞれの生活必需品を買う場所を失ったようでおろおろしていた。 マツ…

春画など集めたるなど

舛添知事の政治資金の問題で非難轟轟らしい。ニュースを見る限りは。へえ~~としか思わずに済んでいるのは多分わたしが都民じゃないから。都民だったら「わたしが払った税金をそんな風に使うなんて!!!」と憤怒ぐらいしてたかもしれない。 まあ当たり前に…

目をつむっても菜の花の彼

「シュークリームは足がはやいから」 「だから」 「早く食べよう」 3センテンスに分けて言うほどのことかしら、とも思ったけれど「足の速いシュークリーム」って、どうしても運動会で真っ先にテープを切る、かけっこ上手なシュークリームをイメージしてしま…

これ以上大きくならぬ猫をいだき

飼いネコは年をとると、人の言葉を理解し尻尾が二つに分かれ手拭いをかぶり人の目を盗みながら踊る「猫又」になるらしい。 うちのニャンも夏には10歳になるので、 ※(彼は7月生まれのかに座のはずだ) ※(なぜ“はず”なのかというと、彼は10年前の7月の終わり…

君は最後の抱擁をする

たまねぎとかミョウガとかああいう薄皮が重なってできている野菜。どちらもそんなに好きじゃないんだけれ剥いてむいてムイテいくと細くて小さな芯みたいなのがあるじゃない。あんな気持ち。わたしは抱きしめられていた。 効果音でいうなら“ひゅるひゅる”色で…

青年の詩今日も溢れ出づ

高校生の時、宮崎あおいがブルーハーツの歌をアカペラで歌っているCMが流行った。earth music&ecologyのナチュラルな雰囲気とその歌い方は妙にマッチングし、ネットでそのCMの宮崎あおいが可愛いって話題になっていると書いてあった。でも、実はブルーハーツ…

主義なんてないから船に乗るんだよ

自己というものがぺらっぺらなので、自分ルールを持っている人に弱い。 「俺、財布はポーターって決めてるんだよね。今の壊れたらまた同じのを一生買い続けるつもり」と言われたから、なんで?と聞くと「ポーターの財布は皮がやわらかいから後ポケットに入れ…

ハイソフトキャラメル買って

わたしはキャラメルというとハイソフトが一番思入れが深い。ちびっ子の頃からやれ遠足だ旅行だとずいぶんお世話になってきた。情けないやら恥ずかしいやらで、わたしはちっとも味覚が繊細でないので(美味しい、チョーおいしい!、好きじゃない、もう食べた…

何故僕があなたばっかり好きなのか

人生で2つしか時計を身につけたことがない。ひとつめが、大学受験のとき。高校の先生が、受験会場や模試の教室によっては時計が無いところもあるから自分の時計を持って行くように、と言っていたことを母に伝えたら安い時計を買ってきてくれた。赤いベルトの…

あなたとはほんとうに家族になりたかったんだよ

実はマッキーファンということを今更知ったので、「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対、って要するにどういうこと?」と聞いた。「おまえ、俺がマッキーファンだと知って最初に聞くことってそれなわけ?」と少し呆れられた。相手の気持ちは分かる。あ…

かみ合わぬ理論投げ合い

昨年、嵐の「愛を叫べ」がゼクシィのCMソングをもってヒットした。らしい。そしてわたしの友人は少しおかしくなった。本当に“少し”おかしくなった。その友人の名は、松井君と言う。男子だ。ハッキリ言って彼は天才だ。天才という大雑把な言葉で人を括ったり…

奔放無軌の母を許せよ

モットーは「嘘をつかないこと」と聞いて、生きにくそうな人だな、と思った。大学時代のバイト先の先輩で、その人は2つ年上の男性で、一年留年しているから学年は一つしか違わなかった。仕事が出来て、長身細身のモテ眼鏡に「俺は嘘だけはつかないんだよね」…

形なきものを分け合ひ

詳細はよく知らないんだけれど、熊本の震災で被災者女性の生理ナプキンが足りないという声に対して男性の偉い人がナプキンは贅沢品!みたいにトンデモなこと言ったらしく大炎上している。らしい。合ってるよね? もしこの一件にコメントを求められたら、わた…