ピロートーク

やがて性愛

相聞の歌など持たず

夜中に電話で話していた。相手は少し酔っていて、さっきまでの飲み会のことやこの前のデートの話や仕事が忙しいということについて、酔っぱらい独特の緩急つけた調子で話していた。わたしも色々話す。会話に一瞬間が生まれて、あ と言うより先に「それでいつ…

幾度も海を確かめに行く

最近はこのへんはじめっとしていてどうも夏らしくない。暑いのも嫌だけど、どんよりとしているのも陰気くさくて嫌だ。昨日はポケモンGOやりたさに一人で横浜に行き、一日中モンスターボールを投げたり進化させたり街中をうろうろしていたら、日光なんか全然…

部屋のまんなかでくらくらとなる

昔 付き合っていた人が、作文が好きだったのか作家に憧れていたのか、自分で書いた小説やエッセイや詩や作文をよく読ませてくれた。多分彼には才能は無かったようで、わたしはたいして面白くも美しくも無いな、と思いつつ、でもそうは言えないので、適当に「…

押しつけるせかいではなく

今よりずっと若かったころより、あらゆるものを許せるようになったなと思う。人の嫌な振る舞いや、社会の不条理など、前まではすぐに怒っていたのに最近は穏やかな気持が続いている。が、その分許せないものも出てきた。それは『他者へ欲望を持つこと』だ。 …

長生きができたらいいな

死ぬほど、という比喩が凄く好きでたまらなくって、聞くたびについニヤニヤしちゃう。 わたしが今おつとめをしている会社は、今は閑静な雰囲気の街にあるけれど、数年前までは、若者の街という感じのところにあったらしい。周辺にはレストランや飲み屋やカフ…

「酔ってるの?あたしが誰かわかってる?」

カウンター席に並んで二人で食事をしていた時に言われた。 犬を飼いたいんだよね わたしは飼ったことこそ無いけれど、大賛成した。いいねいいね、ワンちゃんがいる生活って憧れちゃう。そう言いながら、柴犬、マルチーズ、ヨークシャーテリア、ポメラニアン…

スピッツの美しい歌詞10選(⑥~⑩)

①~⑤の続きぞな もし atsukohaaaan.hatenablog.com

スピッツの美しい歌詞10選(①~⑤)

スピッツが今年で結成30周年というアニバーサリーイヤーを迎え、CDを出したり、ライブをやったりとお祭り騒ぎなこの頃である。中学生の頃からファンになったわたしにとっても、今年はファン歴10年のアニバーサリーイヤー。 そんな中こんな愛溢れるブログ?を…

2017年上半期読書記録

今シーズンは近くの図書館に通い読書に励もうと思ってましたが、映画を見る機会の方が多かったかもしれません。なので予定よりもあまり量は読めませんでした。てなわけで良かった作品の記録です。上半期代表は3作。 ①うらなり/小林信彦夏目漱石「坊っちゃん…

でも あれはつばさだったよ

ミサイルだか人工衛星だかが打ち上げられた朝、都内の地下鉄は止まっちゃったりして大騒ぎだったようだ。わたしは影響を受けずに済んだけれど、日本に向けてミサイル(あるいは人工衛星)が放たれて、それが首都圏の交通網に打撃を与えるなんて、規模がでっ…

饒舌をときにたしかな証とも

昼過ぎからのデートだったから早起きする必要がなかった。のんびりと起きて、作り置きしていたカレーをブランチとして食べて、食後にはコーヒーを飲んだ。わたしはカレーもコーヒーも大好きで、三食どころか四日間ぐらいこの組み合わせでも構わないぐらいだ…

君までのきょりわるじかん

わたしが今まで付き合ったりした人たちがそういう人達だったのか、それとも男とはそういうものなのか。比較対象が少ないからいまだに分からず、ただただ「ああそういうものなんだろうなあ」とだけ認識してること。彼らはなぜ恋人の家に自力のみで行こうとす…

それならばまんまとかかって

君の名は。について今さら考えている。 入れ替わりとかの謎現象や「君」じゃなければならない理由が明らかになっていないところが面白かった。 入れ替わりについては「若い頃によくある現象」と言われただけだったし。従来の漫画とかだったら瀧君と三葉は前…

燃ゆる夜は二度と来ぬゆえ

鍵を失くしたという連絡が入ったから、部屋の掃除がてら探してみるとベッドサイドにぽつんと落ちていた。ははあ、あの時に落としたんだな、と目星をつけ「あったよ」と伝えた。 「マーベル・コミック的なヒーローの飾りがついているやつでしょう」「そうそう…

恋と呼ぶなら恋かもしれない

「ワンニャンの暮らしが第一党」という政党を作って、党首を犬山猫男氏にして、それの議員秘書になったところからわたしも都知事選に出たい。だからそれまで小池百合子さんには頑張っていて欲しい。もし小池さんがなんらかの不祥事やらで都知事を辞めること…

ひとつひとつを祈りのように

先日人にお金を貸した。 これまでも千円や二千円ぐらいならサッと貸したり、友達との旅行代を一時的に立て替えるぐらいならしていたけれど、今回はなかなかの大金だ。そのお金の受け渡しに、わたしは新宿駅近くの半地下の喫茶店を指定した。 喫茶店に先に着…

雪の晴れ間を今流れゆく

祖父が急逝した。 一足先に向かった父以外の家族は、実家のある大阪へ各々現地集合した。 通夜、告別式は2日かけてスムーズに執り行われた。 初めて顔を合わせる親戚も数人居て、知らないおじいさんが、祖父との思い出話を勝手に語っていた。寛永年間の頃の…

約束の果たされぬ故につながれる

おまえの言うことはあてにならんと親戚中から注意を受けた。知らない知ったしこっちゃ無い。そもそも、わたしは“あてになる奴”なんかになるのはまっぴら御免なのだから、親戚の皆さまには申し訳無いのだけれど、この手の注意叱責はちっとも効果が無い。でも…

哀願と呪詛をいだきて

体育教師の「二人一組になれ」コールが怖かったという話を見ると、ああみんなそうだったんだと少しホッとする。わたしは今でもそれらの類のものが怖くてしかたない。 ビルのエレベーターの中で、わたしは4人の人と乗り合わせる。内訳、男性二人と女性二人。…

2016年 下半期読書記録

身の回りのことでバタバタしていて寒中見舞いもまだ書けていない。だから2016年下半期読書記録。 基本的に、小説を一番よく読むのですが、2016年下半期はなんだか人の心を追い、一喜一憂したりそこから文章や内容の美しさなんかを感じることがしんどくなって…

もう誰を好きになってもかまわない

てんびん座だからね。人間関係においてフェアーであることをわたしは望み、自分にも他人にも厳しく強いるので、友人知人、恋愛相手の皆々様には大変なご面倒をおかけしているだろう。 フェアーでありたいから、出来る限り嘘をつかないし約束を守る。互いに対…

ひとり獣の死ぬるより

わたし、誰とも結婚しないで子どもも居なくて身寄りも無くなったら、郊外の田舎の町に住みたい。それで、狭くていいから庭のあるおうちに住むの。それで、猫か犬をたくさん飼うの。放し飼いだし、去勢やワクチンとか、一切しない無責任な飼い方。トイレトレ…

やっぱり好きと思ふなり

あっもうダメですね私たちお別れですね、と自分(とあなた) の関係に限界を感じ、少しセンチメンタルになりつつも、これからどうしようかなと考えた。そうだクリスマスプレゼント代が浮くから、その分で自分用にブランド物の良いコートでも買おう。でもそし…

はじまりとおわりは

甘いものが好きだけれど、パンケーキに多くを求めてはいない。バターとメイプルシロップか蜂蜜があれば十分最高。でも、おしゃれなカフェとかにあるパンケーキ達はいつも色々と乗っかっていて豊かで贅沢な気持にはなるけれど食べにくい。食べるのがとろいか…

例えばスーパーボールのような

地元の友達と喋っていて、近況報告は済んでるしお互いのことなんて知り尽くしているので他人の話になる。 誰々が警察官になったとか、大手商社の営業に転職したとか、海外で暮らしてるらしいとか、結局大学院で博士課程とってるとかあの子が結婚したとか、ま…

楽しくて役に立たないものがいい

今年からカープファンになった。そのことを兄に伝えたら「今年からってのがダサいよな」と言われてぐうの音も出ない。兄はベイスターズファンなので「調子はどうっすか」と聞くと「まあ昨年よりはね」と言っていた。 ダサくても好きになっちゃったのはもうし…

君の都合で決まる本当

フェチという言葉をよく見聞きするがどうも苦手だ。自分が何に興奮するかを語るのは抵抗があるし、語られると、その人と部位によっては、謎のセックス感にあてられてしまいぐったりと来る。 「あなたが好きだ。」「だからあなたの体の部位の一つ一つも愛しく…

書架でわたしは迷わない

横溝正史の金田一耕助シリーズが大好きなんです。 高校生の頃にはまったのですが、地元の本屋さんやブックオフではメジャーどころしか売られていなくて。「犬神家の一族」「八つ墓村」「獄門島」「本陣殺人事件」「悪魔が来りて笛を吹く」「悪魔の手毬唄」ど…

にんげんの世なのでこんなに

「お化けより本当に怖いのは人間」みたいな発言をよく聞くけれど、わたしとしてはお化けの方がマジで怖い。だって、人間相手ならたとえば地の果てまで逃げたり警察に相談したり監獄行覚悟で相手を殺すとかの対策が練られるけれど、お化けはそうはいかない。…

やくざ死す

会社で一人残業している時に、別の部署のカッコいい先輩が来る。「頑張ってるね、大変?」と、自販機で買った飲み物を差し入れしながら聞いてくれたら、何て答えるのが正解か? 具体的でありきたりなシチュエーションを例に出して、なんかモテる友人に聞いて…